自我統合療法EUTとは

自我統合療法EUTの説明

人は、過去に辛い体験をすると、自我防衛機能が働き、その辛さを引き受けてくれる別の人格を生み出すといわれています。それを「人格の解離」と呼びます。通常の場合、心理的ストレスは、気分転換や、スポーツや、飲酒などで、一時的に回避することはできますが、消す事の出来なかった心理的ストレスは、潜在意識下に溜め込まれ蓄積されて行きます。

これらの心理的ストレスが蓄積されると、水がコップから溢れでるように、神経症や精神疾患の症状として現れることがあります。「人格の解離」は生まれる前から3歳位までに起こり、その後、成人した頃には多数の別人格が存在する事が多く見受けられます。「人格の解離」がある方は常に自問自答を繰り返されている為に、頭の中が非常に賑やかな常態と言えます。

このような別人格が完全に自我から分離してしまうと、多重性人格障害となりますが、多くの方が、基本的な人格を残したまま、別の人格を生み出して、辛い事や、やりたくない事をその人格に委ねる事で均整を保とうとされる傾向があります。

そのためか、別人格がある方は、常にぼーっとしていて、現実感がなく、一日14時間以上眠り続けたり、やる気がなかったり、勉強をしたくても集中できない状態のまま学校へも行かずに自宅で過ごすようになります。

自我統合療法EUTでは、幼少期からの一つずつ解離を引き起こしたトラウマイベントを認知し、その時のマイナス感情を取り除いていきます。それを現在の暦年齢まで行い、最終的に一つの自我にまとめ上げていく方法です。準備として、クライアントの方には、辛い過去の記憶を時系列で箇条書きに紙に書きだしていただきますので、辛い過去を施術者に詳細にお話頂かなくても、トラウマに対処し、解消することが可能です。

この療法は、ほとんど一度のセッションで終了し、それ以後、以前の状態に戻ることは、ほとんどありません。
*ただし、一度のセッションには3時間から5時間ほどかかります。

自我統合療法EUTの終了後には、解離を引き起こした辛い感情は消えて、過去の事実として認識できるようになります。また、視界がクリアで色彩が鮮やかに見え、身体の中に芯がとおり、重心が下がり地にしっかり足が着くように感じ頭の中が静かでクリアになり、「これが本当の自分だ」と感じられるようになります。また、ぐずぐず悩まずに物事を決め易くなるということが特徴です。ストレス耐性が強くなるため、引きこもりや、不登校だった方が登校をはじめたり、不適応やうつ病で休職中の方が復職されたりといったことが生じ、より社会に適応し、自分自身らしく、生きやすくなります。「トラウマの改善として、極めて効果的である」と医療関係者の方からも評価いただいております。

ただし、この自我統合療法EUTは、片岡宰がある日突然インスピレーションを受け、心の病から人を救うことを目的として開発したものですので、形や方法だけを真似ても、却って症状が悪化してしまうことが多々あります。くれぐれもお気をつけください。